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NTTデータ東海主催 第一回金融機関向け DXセミナー 「金融機関におけるDXおよびデジタル人材育成の動向」開催レポート

 あらゆる企業にとって、DX実現が喫緊の課題となっています。こうした中でNTTデータ東海は、金融機関の皆様に向けた初のDXセミナーをオンラインで開催。東海エリアのオープンイノベーションの最新動向、金融機関のデジタル人材育成の先進事例、NTTデータ東海のDXへの取組の紹介を通じて、受託したシステムをつくり上げる<How To Do>のNTTデータ東海から、お客様と共にどのような仕組みをつくるべきかを考える<What To Do>の事業パートナーとしてのNTTデータ東海への変化の必要性を語りました。当日の講演の模様をレポートします。

講演1 活発化する東海エリアのスタートアップ支援

テーマ:起業家スタートアップ育成拠点「なごのキャンパス」の取組について
講師:なごのキャンパス 企画運営プロデューサー 株式会社LEO 代表取締役 粟生万琴 氏

 

 一人目の講演者、粟生氏は冒頭に、「東海エリアでは現在、スタートアップ企業の支援が盛り上がっています」と力強く語りました。その代表例として取上げられたのが、100年の歴史ある小学校を生まれ変わらせ、次の100年をつくる人材を育てる場所を目指すインキュベーション拠点「なごのキャンパス」。地元企業、大学、商工会議所の連携のもと、オフィス、コワーキングスペースの運営や「なごのオープンキャンパス」をはじめとするイベントを通して、起業家やベンチャーを支援する取組の現状を紹介しました。

 愛知・名古屋および浜松地域は、2020年に内閣府からスタートアップ・エコシステム「グローバル拠点都市」に選定されました。これをきっかけとして官民学が一体となり、若い世代の起業家を応援する体制を整えています。この関連プロジェクトとして「J-Startup CENTRAL」「NAGOYA INNOVATOR’S GARAGE」「NAGONO CAMPUS」「STATION Ai プロジェクト」などのスタートアップの支援、オープンイノベーションの拠点づくりが活発に進められていることが報告されました。

講演2 全員がデジタル人材となることで、DXが実現

テーマ:金融機関におけるDXおよびデジタル人材育成の動向
講師:株式会社ディジタルグロースアカデミア 代表取締役社長 高橋範光 氏

 

 続いて登壇した高橋氏からは、DXの重要性とあわせてDX推進を支えるデジタル人材の育成に関する問題点についての指摘がありました。「金融機関においても今後の成長戦略を考えると、DXをしないという選択肢はありえない。しかしDXを支えるデジタル人材の育成は、頓挫していることが多い」と説明します。
その理由は「デジタル人材の育成には、従来のIT人材とは異なる発想が求められるからです。従来のIT人材とは、どうやってつくるか<How To Do>を考える人です。一部の部門に任せるのではなく、顧客接点を担う社員も社内業務を担う社員も、全員がデジタル人材として成長する。そうすることで、より便利なサービスを求めるお客様の視点を通して何が求められるかを考える<What To Do>な人材によるDX推進が可能になります」と全社的な取組が必要であると訴えました。

 さらに金融機関におけるデジタル人材育成の先進事例として、高橋氏が手掛けた大手金融グループにおける全社員を対象としたデジタル変革学習プログラムや経営層向けDX講座の開発が紹介されました。

講演3 グループネットワークを活かして、地元企業のDXに貢献

テーマ:NTTデータ東海のDX領域の取組
講師:株式会社NTTデータ東海 取締役第二事業部長兼イノベーション推進室長 奥山一茂

ユーザー企業とベンダー企業の『共創』がDXにつながる

 最後の講演者として、NTTデータ東海の奥山が登壇し、当社のDXに関する取組をプレゼンテーションしました。
 はじめに言及したのは、経済産業省が公開するDX レポート(2018年)、DXレポ―ト2(2020年)、DXレポート2.1(2021年)から見えてきた、DX推進における『アジャイル(機敏さ)』と『共創』の重要性です。
 「システム開発のみならずビジネス創造においても『アジャイル』でなくてはなりません。また、ユーザー企業とNTTデータ東海を含むベンダー企業の両方が従来の意識を変えて『共創』していくことがDXにつながります」と語りました。

 続いて奥山は、DX レポート2.1で描かれた将来のデジタル産業においてNTTデータ東海がどんなポジションを目指すかを説明。「デジタル技術により、大企業・中小企業・スタートアップ企業といった資本の大小や、中央・地方の区別なく価値創出に参画できる新しい産業構造が生まれます。その中で当社は、『企業変革を共に推進するパートナー』 『DXに必要な技術を提供するパートナー』としてお客様に伴走しながら、社会やお客様から求められるプラットフォームや新サービスの提供主体となりたい」と熱く語りました。


 DX領域においてNTTデータ東海が目指す方向が示されました。

デジタル技術で社会課題の解決に貢献するサービスや開発を推進

 さらに奥山は、社会や企業のDXにつながるオープンイノベーションに関するNTTデータグループの取組を紹介しました。「スタートアップ企業」「NTTデータグループのお客様」「NTTデータグループ」が、Win-Win-Winの関係となる新規ビジネス創発を目的とする活動をグローバル展開するオープンイノベーションフォーラム「豊洲の港から」、また金融領域における動きとして、金融を中心に様々な業界の企業が集まり新サービスの創発を目指す「SPLAB(スプラボ)」について解説しました。

次にNTTデータ東海としても、DX領域に注力していることを訴えました。2019年に、公共・金融・法人をまたぐクロスインダストリーなDX案件に対応する「イノベーション推進室(IAO)」を設立し、DX人材育成・DX案件に関する様々なサービス開発・PoC(概念実証)に取組んでいることなどについて紹介しました。


 NTTデータグループが開発するシニア向けのITサービス「ミナスタ!」を紹介。

東海エリアの金融機関とDXビジネスの『共創』に意欲

 セミナーの締めくくりに奥山は、本セミナーをご視聴いただいた金融機関の皆様に向けて、DX推進を通じた新たなパートナーシップ構築への決意を表明。「当社では現在、個別SIの受託からサービス創出へ、また自給自足からオープンイノベーションへと事業方針をシフトし、DX推進をさらに強化しようとしています。引き続き、『NTTデータグループの経営資源』を活用しながら、東海エリアの金融機関のお客様とDXビジネスを『共創』し、地域の発展に寄与したいと考えています」と語りました。

 

当記事に関するお問い合わせ

株式会社NTT データ東海 第二事業部
愛知県名古屋市中区錦2-17-21 NTTDATA 伏見ビル
TEL 050ー5556―2940 (セミナー事務局)

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