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高齢者とのデジタル接点強化に関する実証実験を遠州信用金庫と開始

~スマートディスプレイと健康アプリを活用した地域活性化の実現を目指す~

2022年3月15日
株式会社NTTデータ東海

 

株式会社NTTデータ東海(代表取締役社長:坂野 高士、以下:「NTTデータ東海」)は遠州信用金庫(理事長:守田 泰男)と株式会社NTTデータ(代表取締役社長:本間 洋、以下:「NTTデータ」)共同で、情報発信による地域活性化と高齢者とのデジタルタッチポイント強化を検証する実証実験を進めています。期間は2022年2月~3月末で、NTTデータが開発中のシニア向けサービスを活用しています。同サービスはスマートディスプレイと健康アプリにより、高齢者と地域社会の双方向コミュニケーションを実現するサービスです。
実証実験では静岡県湖西市注1在住の高齢者10人にスマートディスプレイとスマートフォン向け健康アプリを配布し、日常生活の中で利用してもらいます。住民はスマートディスプレイ内のキャラクターと対話して地域の情報を得られるほか、健康アプリ内の歩数ポイントやデジタルクーポンで地域企業のサービスを利用できます。金融サービスに関するオンライン相談やオンラインイベントもスマートディスプレイから参加できます。

 

【背景】
 信用金庫のビジョンである地域社会繁栄への貢献のため、遠州信用金庫は地域情報発信サイトの運営などデジタルを活用した情報発信の取り組みを進めています。地域住民に地域の情報をタイムリーに案内し、地域のお店等への訪問を促進することで地域活性化につなげる狙いです。
 あわせて、遠州信用金庫は老後の生活資金や相続、資産運用など、多くの高齢者が関心を持つお金に関する情報についても発信の強化を計画しています。現時点では高齢者に情報を提供できる機会・接点が金融機関の店舗窓口などの対面に限られています。デジタル機器を使いながら高齢者との双方向コミュニケーションを実現し、対面の代替となるタッチポイントとすることを目指しています。
 そこでこの2点の課題の解決に寄与するべく、NTTデータ東海は、遠州信用金庫、NTTデータと共同で実証実験を始めました。NTTデータが開発中のシニア向けサービスを使い、スマートディスプレイとスマートフォンを通じて高齢者に地域や遠州信用金庫の情報をタイムリーに届けます。

 

 

【実証実験の概要】
実証実験の概要は以下の通りです。

  • 期間:2022年2月中旬〜2022年3月末
  • 検証対象:静岡県湖西市在住の高齢者10名
  • 提供機能:会話型インターフェースやデジタルサイネージによる地域情報・動画コンテンツ配信、テレビ電話、ビデオ会議ツールによる双方向コミュニケーション、健康アプリを使ったポイントサービス、クーポン配信など
  • 各社役割:
    遠州信用金庫:住民や地域に対する実証実験の協力要請・調整・コンテンツ提供
    NTTデータ:スマートディスプレイとスマートフォンの健康アプリを使ったシニア向けサービスの提供
    NTTデータ東海:本実証向け端末の設置、ユーザーサポート

 

実証実験の目的は以下の2点です。

 ① 情報発信による地域活性化

地域の情報やクーポン情報の配信によって、住民の外出や地域商店への訪問を促します。

  • 参加者はスマートディスプレイ上のキャラクターとの自然な会話の中で、近隣の店舗の情報やキャンペーンなどをタイムリーかつ手軽に確認できます。
  • 湖西市の地域の商店などで使えるクーポンやポイントをスマートフォンの健康アプリ内で発行します。ポイントは歩数や健康データ入力、地域商店への来店に応じて付与されます。

実証実験では高齢者の来店数や外出による運動量の増加を定量的に確認し、本サービスの地域活性化への有効性を検証します。スマートディスプレイ上のキャラクターとの会話の中でアンケートも行うため、高齢者の声を地域企業・商店のサービス向上につなげることも可能です。


  図1:実証実験のイメージ

 

 ② デジタルを使った顧客接点の提供

遠州信用金庫が各種金融サービスの紹介やオンラインイベント、オンライン相談会を開催します。高齢者はスマートディスプレイから無料で参加できます。高齢者は家にいながら金庫職員と気軽に相談することができ、金融サービスの内容を詳しく確認できます。
実証実験ではシニア向け金融サービスの利用者数増加を確認し、デジタルのタッチポイントの有効性を検証します。

 

 

図2:実証実験説明会の様子

 

 

【今後について】
 NTTデータは今後、スマートディスプレイと健康アプリを使ったシニア向けサービスをシニアと地域のステークホルダーをつなぐプラットフォームとして提供していく予定です。金融機関・行政・地域企業など地域の様々なステークホルダーとワンストップで連携することを目指します。高齢者のデジタルデバイドを解消するだけでなく、地域社会と高齢者を金融・非金融の垣根を越えてつなぐことで、超高齢社会の社会課題の解決に貢献していきます。
 本サービスは、高齢者層の利用動向など貴重なデータの蓄積が可能となるため、蓄積されたデータを分析・活用する基盤を構築、パートナー企業におけるデータ活用の高度化も目指していきます。

 遠州信用金庫は、信金中央金庫(東京)の企業版ふるさと納税において、静岡県湖西市のデジタル地域商店活性化事業の推薦を行い採択されるなど、湖西市のデジタル化の支援を行っています。今後は、NTTデータのシニア向けサービス等を活用し、金融サービスだけではなく行政デジタル化を含めた地域社会全体のデジタル化を推進し、地域のSDGsの推進にも貢献していきます。

 注1:湖西市は遠州信用金庫の営業エリアです
 
*文章中の商品名、会社名、団体名は、各社の商標または登録商標です。
 

【本件に関するお問い合わせ先】

 株式会社NTTデータ東海
 第二事業部 ビジネス企画担当
 栗林・近藤・中西
 Tel:050-5556-2996
 E-mail:minasta_support@hml.nttdata-tokai.co.jp

 

NTTデータは、これからを描き、その実現に向け進み続けます